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[実験]運動と心拍変動(HRV)・自律神経活動

適度な運動を心がけましょう!

とはよく聞きますが、いったいどのくらいの負荷で運動をすればよいのか?

心拍数だけを計測する機器はたくさん売られています。
最近はスマートフォンと連携する機器が主流になりつつあるようですが
果たして心拍数だけを管理していれば十分なのでしょうか???

詳しいことは論文に譲りますが(検索すれば海外の論文がヒットかると思います)、運動後の自律神経バランスへの影響を見ることをお勧めいたします。

下のグラフはさほど運動習慣のない人のデータです。
60分間のサイクリング中の心拍変動とサイクリング終了後の自律神経バランスの変化を計測したものです。

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運動負荷と自律神経
運動直後 赤い点が左下にあります

 

 

 

 

 

15分ほど経過。赤い点が回復してきています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

30分経過 ほぼ回復です

 

このケースでは30分程で無事に回復できています。
もし回復できないようであれば身体への負担が大きいと言えると思います。

今回は運動を例に挙げましたが満員電車での通勤や過労でも次の日までに回復できない場合には仕事の量や通勤を見直す必要があると考えます。
過負荷で運動(仕事)を続ければ、何れ疲弊して慢性疲労状態に突入することでしょう。

逆に慢性疲労などからの回復期には負荷をコントロールしながら
体力を回復させることが重要といえるでしょう。

12月12日18時頃追記
約2時間経過後の状態です
運動と自律神経